0歳児から始める非認知能力の育み方|乳幼児期に必要な遊びや伸ばすポイントについて解説

0歳児から始める非認知能力の育み方|乳幼児期に必要な遊びや伸ばすポイントについて解説
子どもの発達によいことをしてあげたいと思っても、ネットや本にたくさんの情報があって、「何から始めたらいいの?」と迷ってしまうこともありますよね。

特に非認知能力と呼ばれる力は耳にしたことがあっても、「なんとなく難しそう……」と感じて不安になるママもいるかもしれません。

非認知能力とは数字で測れる学力ではなく、気持ちを落ち着ける力や友だちと関わる力、自分を信じる気持ちなど人生を豊かにするための大切な力です。

そしてこの力は、0歳の赤ちゃんとの日常の関わりや遊びのなかで、自然に育まれていきます。特別なことをしなくても、抱っこや語りかけ、絵本やお散歩など、身近な時間がすべて力につながります。

この記事では、0歳児からできる非認知能力の育み方を具体的に紹介しているため、今日からの子育てが楽しくなるヒントになれば幸いです。

非認知能力とは

おもちゃで遊ぶ赤ちゃん
非認知能力とは、テストの点数のように数値で測れる力ではなく、人生を豊かに生きるための土台になる力のことです。

ここでは、赤ちゃんの頃から少しずつ育まれていく代表的な力を紹介します。

夢中になれる能力

赤ちゃんが音の出るおもちゃを繰り返し触ったり、絵本をじっと見つめたりするとき、そのもっとやりたい気持ちが夢中になれる力です。

夢中になる経験は集中力や探究心を育み、後の学びに向かう姿勢につながっていきます。さらに、夢中で遊ぶ時間は自分で工夫する力や、諦めずに挑戦する気持ちも自然に養われます。

例えば同じブロックで何度も積み直したり、音の出るおもちゃを押し続けてもっと音を鳴らしたくなったりする経験は、小さな挑戦の積み重ねです。

そうした体験が、失敗してもまたやってみたくなる粘り強さにつながっていきます。

コミュニケーション能力

泣いたり笑ったりする表情や、声に反応するしぐさも立派なコミュニケーション力です。

言葉がなくても気持ちを伝えたり、やりとりしたいと望む体験を重ねることで、相手との関わりを楽しめる心が育っていきます。

こうした積み重ねが、やがて相手を思いやる力や共感する気持ちにつながっていくでしょう。例えば、赤ちゃんが声を出したときにママが「お話してくれたの?」と返すだけでも立派なやりとりです。

繰り返し応えてもらう経験で、伝えるとわかってもらえる心強さを感じられ、将来の社会性の土台となります。

自分の気持ちをコントロールできる能力

泣く赤ちゃん
思いどおりにいかなくて泣いたとき、抱っこで落ち着く経験を繰り返すことで、赤ちゃんは気持ちは落ち着けるものだと学びます。

こうした積み重ねが気持ちをコントロールする力の芽となり、少しずつ自己調整の感覚が育っていくでしょう。

大人の寄り添いを通じて、受け止めてもらえたと感じることが、情緒の安定を支える基盤にもなります。

例えば泣いた後に抱きしめてもらってほっとした経験や、声をかけられて気持ちが落ち着いた体験は、気持ちは変わっていくものであると学ぶきっかけです。

これが大きくなってから、怒りをおさえたり、気持ちを切り替えたりする力につながっていきます。

自分を好きになれる能力

小さな成功体験を認めてもらうと、子どもは大事にされていると感じ、自信が育ちます。これが自分を好きでいられる力であり、自尊感情を支える大切な土台です。

自分を信じられると、挑戦する意欲も自然に芽生えます。さらに、できなかったことが少しずつできるようになる喜びを実感すれば、より豊かな自己肯定感につながっていくでしょう。

例えばコップを自分で持てたり、つかまり立ちができたりする小さな成長をその場でほめてもらうと、達成感を味わえます。

その積み重ねが自己肯定感を高め、非認知能力の成長を後押ししてくれるでしょう。

非認知能力が0歳児から育まれる理由

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とはいえ、0歳児にはまだ早いのではないかと疑問に感じる方もいるかもしれません。

しかし、非認知能力は特別な教育ではなく、日常の関わりのなかで自然に育まれていく力です。

特に0~3歳の時期は脳の発達が著しく、親子の関わりがそのまま力の土台となる大切な時期です。

親子の関わりが土台になるから

赤ちゃんは抱っこや語りかけ、笑いかけなどシンプルなやりとりのなかで、心が受け止められている感覚を育んでいきます。

泣いたらママが来てくれた、また声をかけたら笑ってくれたなどの小さな経験が積み重なることで、親を信頼する気持ちや自分が大切にされている感覚につながります。

こうした体験はまさに非認知能力の土台そのものであり、信頼関係や自己肯定感を少しずつ積み重ねていくことにつながるでしょう。

特別な準備や難しいことをしなくても、日々の優しい関わりが赤ちゃんの力の源になります。

例えば、おむつ替えのときに目を合わせて声をかけたり、名前を呼びながら抱っこしたりするだけでも十分です。

親との関わりが心地いいと感じる時間こそが、将来の人間関係や感情の安定を支える基盤になります。

3歳までに伸びる力だから

0~3歳は脳の発達がとても活発な、ゴールデンタイムと呼ばれる時期です。この時期に受けた経験や刺激は、神経のつながりを豊かにし、将来の学びや相手との関わりの基盤となります。

特に、抱っこ・語りかけ・スキンシップ・遊び・音・色・自然の刺激など日常的な体験が、そのまま非認知能力の成長につながっていくでしょう。

たとえ短い時間でも、絵本を一緒に見たり、散歩を楽しんだりするだけで非認知能力は自然に育っていきます。何かを教え込むのではなく、親と過ごすあたたかい時間や五感への刺激が、脳や心の発達に大きな影響を与えます。

だからこそ、0歳からの毎日のふれあいや、ちょっとした体験が欠かせない土台の一部です。特別なことはしていないと感じる日常そのものが、実は大きな成長につながっています。

0歳児からできる非認知能力を高める遊び【外遊び編】

親子の時間
子どものために何かしてあげたくても、具体的に何をすればいいのかわからない方がほとんどかもしれません。

非認知能力を高めるためには、特別な教材や高価なおもちゃは必要ありません。ちょっとした外遊びをするなかで、赤ちゃんは発見や驚きをたくさん感じられます。

そして、その経験が非認知能力の育ちにつながっていきます。ここからは、家庭ですぐにできる外遊びの工夫をみていきましょう。

散歩

ベビーカーに乗って近所を歩いたり、抱っこして空を見上げたりする時間も赤ちゃんにとっては貴重な遊びの時間です。赤ちゃんにとって、光や風、音などの環境はすべてが新しい体験です。

毎日の散歩を通して五感が刺激され、気付く力や興味を広げる心の動きが育っていきます。無理に長時間でなくても、短い時間を繰り返すことが力になります。

動物や植物とのふれあい

犬と赤ちゃん
公園の木々や草花、鳥や虫などの存在は、赤ちゃんにとって驚きと喜びをもたらすものです。犬の散歩をしている方に出会ったとき、そっと観察するだけでも、自分とは違う命があることを感じるきっかけになります。

こうした動物や植物とのふれあいは、感受性や共感力を育むきっかけになります。自然のなかで過ごす時間は、親子にとっても心が落ち着く大切なひとときになるでしょう。

外に出る時間は、特別な予定がなくても十分に価値があります。「もっと遊びの幅を広げたい」や「今の関わり方で大丈夫かな」と感じることがあれば、一度ママスクールの無料セミナーに参加してみるのもひとつの方法です。

0歳からのママスクールでは、発達段階に合わせた関わり方や遊びのヒントや、家庭で続けやすい方法を知ることができます。

気になることを少し聞いてみたいと考えている段階でも大丈夫ですよ。参加予約フォームからオンラインで気軽に参加できるので、ひとりで悩む前に活用してみてください。


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0歳児からできる非認知能力を高める遊び【おうち遊び編】

絵の具で遊ぶ赤ちゃん
雨の日や体調の関係で外に出られないときもあるでしょう。そのような日でも心配いりません。非認知能力を育む遊びは、おうちのなかでもたくさんできます。

特別な道具は必要なく、親子で楽しいと感じられる時間こそが大切です。ここでは、家庭で手軽にできる遊びを紹介します。

お絵かき

まだ小さな赤ちゃんにとっては、クレヨンを持って紙の上に線を描くだけでも新鮮な体験です。ギュッと握った手から線がにじんだり、色が広がったりするたびに疑問と気付きが生まれます。

上手に描けるかどうかではなく、そうした小さな発見そのものがお絵かきの魅力です。

親子で「きれいだね」「すごいね」と声をかけながら楽しむことで、表現する喜びや自信が育まれます。

紙ではなく、お風呂の壁に描けるクレヨンや大きな模造紙などを使うと、体全体を使った遊びにもつながります。

ママやパパが一緒に描いてあげると、やりとりのなかで自然とコミュニケーションの力も伸びていくでしょう。

「ママは何色にしようかな?」と問いかけるだけでも、心のやりとりが生まれていきます。

身近なもので工作

トイレットペーパーの芯
トイレットペーパーの芯や牛乳パックなど、捨ててしまう身近な素材も工作の材料になります。ガラガラと音を立てて遊んだり、積み重ねたりするだけでも赤ちゃんにとっては刺激的な遊びです。

紙をちぎる音や箱の感触、転がる動きなど、五感を使った体験が自然と想像力につながっていきます。

工夫しながら形を変えていく過程で、想像する力や工夫する力が育ちます。例えば、ティッシュ箱を太鼓に見立てたり、芯をトンネルにしてボールを転がしたりするだけでも立派な遊びになるでしょう。

親子で一緒につくりながら楽しい時間を過ごすことで、心が満たされる感覚や達成感が積み重なっていきます。

「できたね」「おもしろい音がするね」と会話があるだけで、親子の距離も自然と近づいていきます。

「うちの子にはどのような遊びが合っているんだろう」「もっと親子でできる関わりを知りたい」と感じることがあれば、ママスクールの相談フォームを活用してみてください。

月齢や性格に合わせた遊び方や働きかけのヒントを教えてもらえるので、ひとりで考え込まずにすみますよ。気になることがある段階で、気軽に相談してみましょう。


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0歳児からできる非認知能力を高める遊び【絵本編】

読み聞かせ
絵本の読み聞かせがいいと聞いたことがあっても、実際にはどう関わればいいのかわからないと悩む方もいるかもしれません。

大切なのは、上手に読むことではなく、親子で楽しいと感じられる時間をつくることです。毎日の絵本タイムは、赤ちゃんの集中力や感情表現、共感する力を育てる大切なきっかけです。

ここでは、親子で絵本をもっと楽しむための工夫を紹介します。

子どもが喜ぶ絵本を読む

カラフルな色やリズムのある言葉は、赤ちゃんにとってとても魅力的です。赤ちゃんがじっと見つめたり、笑ったりする姿を見ながら子どもが喜ぶ絵本を選んであげましょう。

好きな絵本を繰り返し読むことで、「もう1回!」とせがみたくなる気持ちが生まれ集中する力や言葉への興味が自然と育っていきます。

子どもと一緒に絵本を楽しむ

絵本を読む赤ちゃん
ただ読むだけではなく、絵を指さしながら「これは何かな?」や「大きな犬がいるね」と話しかけてみましょう。

赤ちゃんが声を出したり手を伸ばしたりしたら、その反応に応えてあげることが大切です。この絵本をいっしょに楽しむ時間が、親子のやりとりを豊かにし、感情を共有する力や共感力を育てます。

毎日の少しの時間でも、親子の心をつなぐ大切な習慣になるはずです。おうちでの遊びは、お絵かきや工作だけでなく、数や形に親しめる刺激にもつながります。

例えばママスクールで扱っているドッツカードは、遊び感覚で赤ちゃんの好奇心を引き出し、非認知能力を育むことにもつながるアイテムです。

カードを見せながら声をかけたり、一緒に反応を楽しんだりするだけでも立派なコミュニケーションになります。

やってみたいけど使い方がわからない方や、ほかにもおうちでできる方法を知りたい方は、ママスクールの無料セミナーでお話を聞いてみてください。

セミナーでは、実演を交えながらドッツカードの魅力や具体的なやり方などをお話しています。ママスクールの無料セミナーで、お子さんの可能性を広げるヒントを見つけてみませんか?


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0歳児の非認知能力を伸ばすポイント

POINT
子育てをしていると、どうしても周りの子と比べて不安になったり、思わず強く叱ってしまったりする瞬間もありますよね。

でもそれは決して特別なことではなく、多くのママが同じように感じています。大切なのは完璧を目指すことではなく、毎日のなかで少しずつ意識できることを取り入れていくことです。

ここでは、毎日の関わりで意識できる3つのポイントを紹介します。

できたことをほめる

小さなことでも「できたね」や「頑張ったね」と言葉にして伝えると、子どもは自信を持ちやすくなります。

特に0歳のうちは、笑顔や声かけなどシンプルなリアクションでも十分です。ママが見てくれている、できたことに気付いてもらえたと実感できる経験を積み重ねていきましょう。

このできたことをほめる関わりは、自分は大切な存在だと感じる気持ちへつながり、非認知能力の土台を育てていきます。

よその子どもと比べない

鉄棒をする男の子たち
よその子どもの成長スピードと比べて、不安になることもあるかもしれません。でも成長のスピードには個人差があり、比べても焦りや不安が強くなるだけです。

大切なのは昨日よりできたことや、その子らしいペースに目を向けてあげることです。この比べない関わりによって、親子ともに気持ちが軽くなり、子育てを前向きに楽しみやすくなります。

この子にはこの子の育つペースがあると感じられるだけで、関わり方にも余裕が生まれていくでしょう。

叱らずに話を聞く

赤ちゃんが泣いたりぐずったりすると、つい「どうして泣いてばかりなの」と言いたくなることもあるでしょう。

でも、赤ちゃんにとって泣くことは自分の気持ちを伝える手段です。叱るのではなく抱っこして耳を傾けることで、気持ちを受け止めてもらえた経験になります。

この叱らずに話を聞く関わりは、自己表現や信頼関係の土台を育む大切な一歩となり、親子のつながりを深めていくきっかけにもなるでしょう。わかってもらえたと感じられる体験は、言葉がなくてもたしかに子どもに届いていきます。

子育ては喜びもある一方で、このままでいいのだろうかと感じることもあるでしょう。

ママスクールは、0歳からの心・体・脳の育ちを大切にしながら、家庭で実践しやすい関わり方を学べる場所です。

動画での学習や専門家への相談、ママ同士の交流など、自分のペースで参加できる環境も整っています。

もっと安心して子育てを楽しみたい方や、子どもの非認知能力を伸ばせる具体的な子育ての方法を知りたい方は、まずは無料セミナーに気軽に参加してみてください。新しい一歩につながるきっかけをみつけましょう。


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親子でのコミュニケーションを大事にしよう

幸せな時間
非認知能力を育てるために大切なのは、特別な方法ではなく、親子のやりとりそのものです。抱っこや笑い合い、声をかけるひとときなど、毎日の小さなコミュニケーションが子どもの心を育てていきます。

そして、何よりも大事なのはママ自身がその時間を楽しむことです。うまくやらなくてはと力を入れる必要はなく、親子で過ごす時間を一緒に楽しむ気持ちが、非認知能力の育ちにつながります。

完璧でなくても大丈夫です。ママの笑顔が、赤ちゃんにとって大切な栄養になります。

とはいえ、子育てのなかではこれでよいのだろうかと迷ったり、自分ひとりで頑張っていると感じたりする瞬間もあるかもしれません。そのようなときに心強いのが、専門家の知識と、同じ立場のママたちとつながれる場です。

ママスクールは、0歳からの子育てを本質的に支えるプログラムを提供し、ママ自身が楽しく学びながら子どもの人生の土台づくりに取り組める場所です。

ドーマンメソッドをベースに心・体・脳を育む取り組みを、1日5分の遊び感覚で実践できます。

また、専門家に相談できる相談会や、ママ同士で励まし合えるオンラインコミュニティなども用意しています。

ひとりで悩む必要はありません。親子のコミュニケーションをもっと豊かにしたい方は、ママスクールの無料セミナーでヒントを見つけてみてください。


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